元上司で、すぐに関係各所に電話をする人がいました。「○○ってどうなんだろうね~」と私たちが話していると、「それは、○○らしいよ。」とすぐに答えが出てくる。「どうなんだろう」と言っている間に、電話して聞いてくれているのです。「今日の帰りは、みんなで飲みに行こう!お店、どうする?」と言っている間に、すでにお店が予約されている。私たちの会話もしっかり聞いているので、場所も予算もバッチリなのです。他にも、業務上でわからないことがでてくれば、すぐに電話で確認をしておられました。
ある時、なぜすぐに電話するのかその理由を聞いてみると「『後で』が遅いねん。今聞いたら早い話やろ?」と。確かにごもっともな意見でした。
その元上司は、部下想いでもあり仲間想いでもあり、人間的にもとても魅力的な方でした。その上、仕事も完璧にこなすのです。仕事にも遊びにも、全力で向き合っている方でした。その頃の私は、今のような行動力がある人間でもなかったので「すごい人やなぁ~」と思ってはいたものの羨ましいとは思いませんでした。
仕事ができると行動が早いは、比例する?!
今でこそ、こんな私でも「行動力あるよね~」と言われますが、基本的には面倒なことは大嫌い!な性格なので、何をするにも「う~ん、またでいいか。」と思っていた時期がありました。そう思っていた頃は、何でも後回しにするので、さらに面倒になり「はぁ~、やらなあかんなぁ。。。」という嫌々やる始末。ひどい時には、そのことすらなかったことにするくらいにダメダメでした。
しかし、遊びに関しての行動は早い。集まれば総勢20名くらいの仲間がいた時期があり、飲み会の出欠からお店の予約、二次会の場所決め、会費集めなど、全てを一人であっという間にこなしていました。早くしないと怒られる訳でもないのに、ただただ「楽しいや~ん!」というだけの行動力。我ながら、よくやるなぁ~と思っていました。
この行動力をなぜ仕事に活かさないのかと、自分でも思っていたのですが、その頃はやりたい仕事も見つからず、フリーター生活を送っていたので、やる気にもならなかったのです。
でも、アルバイトを掛け持ちする生活をしているうちに、仕事のできる人とできない人の差が行動の早さで決まると気づき、行動を早くすると仕事の評価が上がることがわかったのです。それは、そのままお給料にも直結するのです。そうなると、早く行動した方がいい!と、さらに早く行動に移すようになったのです。
後回しにすればもっと嫌になるから、先にやってしまおう!と心がけているうちに、周りの評価が “林さんは仕事のできる人”」 になったのです。
行動が早い人は、やっぱり仕事ができる!
私の周りには、行動の早い人がたくさんいます。打合せをしよう!と決めればすぐに日程が決まるし、こういう計画を実行したい!と決めればすぐに段取りが決まります。打ち合わせ中に確認したいことがあれば、すぐに電話もするし、問い合わせのメールやメッセージもします。すぐに返事が来るので、何事もスムーズに事が運びます。
そういう人たちは、やっぱりご自身の事業もうまく回せているし、仕事もプライベートも充実しておられます。
一方、行動の遅い人がいるのも現実です。そういう方との打ち合わせなどは、なかなか日が決まらないし、なかなか連絡もつかない。大抵、そういう人はご自身の事業がうまく回っていません。口癖は「また」「いつか」と、曖昧な言い回しです。期限が決められないので、曖昧な返事しかできないのです。「また」はないし「いつか」は来ません!
私は、行動の早い人が大好きです!全てのことがスムーズに進むし、お互いがお互いの時間を取らなくて済みますからね。あなたも仕事ができる人になりたいなら、早く行動できる人になるのが近道ですよ。