五感とは、人間の感覚の総称で、目・耳・舌・鼻・皮膚を通して生じる、視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚の五つの感覚のこと言います。人間は、これらの感覚によって、外界の状態を認識しています。
私が学んだNLPでは、五感で感じるものを視覚・聴覚・身体感覚の3つの代表的なモデルに分類しています。この代表的なモデルは、人によって優位性があり、どの感覚を強く感じるかは、人によって変わってきます。
突然ですが、質問です!
- 海岸から海を眺めている様子
- 波の音やカモメが鳴く声
- 海を泳いでいる様子
1番と答え方は、視覚優位かも知れません。2番と答えた方は、聴覚優位かもしれません。3番と答えた方は、身体感覚優位かも知れません。もちろん、この質問の答えだけで、あなたがどの感覚を優位としているかは決められませんが、概ね間違いではないと思います。
私が思い浮かべたのは、太陽の光でキラキラ輝いている水面や打ち寄せる波、砂浜など。そう、映像が浮かんできたのです。私の答えは、間違いなく1番で、正しく視覚優位です。
先日、私の大好きなアーティストのライブへ行ったことをFacebookへ投稿する際、「見に行ってきました!」と書いている自分に気づき、「音楽を聴きに行ったのに、見に行ったって書いてる~!」と、自分で書いておきながらおかしくなってしまいました。(笑)
私は視覚を優位に使うので、わからないことは図にしてみたり絵にかいてみたりすると、とても理解しやすくなります。だからと言って、クライアントさんに何かを説明する際に、図を書いたり絵をかいたりはしません。そのクライアントさんが何を優位としているかを認識しているので、その方に合った説明の仕方をしています。そうすることで、より伝えたいことが伝わりやすくなります。
他の感覚を使っていないのではなく、優位な感覚があるということなのですが、このことを知っているかいないかで、コミュニケーションが変わってくると言っても過言ではありません。伝えたいことが伝わりにくいなぁ~と思っていらっしゃるなら、相手の方が何を優位としているかで伝え方を変えてみるといいかも知れませんね。