7月18日の公開初日に、<ピクサー長編アニメーション20周年記念>の映画「インサイド・ヘッド」を観に行って来ました。たまたまテレビCMで予告編が流れていたのを見て、興味を持ったのが観に行くきっかけとなりました。
この映画には[なぜ、“カナシミ”は必要なの・・・?]という副題がついているのですが、実は、この副題を全く知らずに映画を観たので、終わってからそのことを知り「なるほど、だからかぁ~!」と納得してしまいました。
映画を観て気づいたことや感じたことはたくさんありましたが、1番の気づきは “どんな感情であっても、全ての感情は自分を幸せにするために存在するんだ” ということでした。
頭の中では、何が起こっているの?
まだ観たことのない方へ、この映画のストーリーを簡単にご紹介します。
いつでも笑っていたいのに、なぜカナシミは必要なの?
11才の女の子、ライリーの頭の中に存在する5つの感情たち—ヨロコビ、イカリ、ムカムカ、ビビリ、そしてカナシミ。彼らは、ライリーを幸せにするために奮闘の日々。だが、ライリーを悲しませることしかできないカナシミの役割だけは、大きな謎に包まれていた…。
そんなある日、見知らぬ街への引っ越しをきっかけに不安定になったライリーの心が、感情たちにも大事件を巻き起こす。頭の中の“司令部”からヨロコビとカナシミが放り出され、ライリーは2つの感情を失ってしまったのだ!このままでは、ライリーの心が壊れてしまう! 果たして感情たちは、ライリーの危機を救うことができるのだろうか? そして、カナシミに隠された、驚くべき<秘密>とは…?
私たちの感情は、複雑に絡み合っています。その感情が、脳の中ではどのように繰り広げられているのか。また、感情から生まれる “記憶” がどんな風に保管され、どんな風に引っ張り出されてくるのか。必要無いと判断された記憶は、自分の意思とは関係なく消されることもあったり。。。
頭の中で日々起きていることをアニメーションにすることで、本当にわかりやすく表現されていました。本当に、よくできた映画です。
全てのことには、必ず意味があります。
この映画を観終わると、ヨロコビ・イカリ・ムカムカ・ビビリ・カナシミのような感情が存在するのは、やはり、全ては “自分を幸せにするため” なのだということに気づかされます。
ムッとすることがあっても「今は、ムカムカが指令を出してるなぁ~。」と思ったり、大丈夫かな?と思うことがあっても「今は、ビビリかぁ。」と思ったり。自分の感情に向き合ってみると、それはそれでなかなか面白い。(笑)
私たちは、日々いろんな感情に振り回されているように感じますが、全て意味のあることなんですよね。その意味がわかれば、何の不安もありません。全ては自分が決めることだし、良いも悪いもありません。
邦題では「インサイド・ヘッド」となっていますが、原題は「Inside Out」です。
“裏返し” や “混乱する” という意味だそうですが、“混乱する” の方がふさわしいような気もしますが。。。
日本では、頭の中の方がわかりやすいのかも知れませんね。(笑)
この映画は、子供さんが観るよりも大人の方々が観た方が “気づきを得たり” “何かを感じたり” する映画なのかなと思いました。
まだ観ていない方、ぜひ観てみてください。もっと自分が好きになれますよ!