私は、異業種交流会ほど “無駄な時間を過ごす会” はないと思っています。人脈を作った気になっているだけ、その後、知り合った方とご縁が続いていますか?という話です。
こんな状況に遭遇したら、あなたならどうしますか?
以前参加した異業種交流会で、名刺交換をする機会がありました。ある方と名刺を交換した際、その方が自分の話(ほぼ自慢話でした・汗)ばかりを延々とお話し「じゃ、何かあったら連絡して!」と去って行かれました。私の話は一切聞かずに、ご自分の話だけをされて去って行かれた訳です。
『何もないからあなたに連絡することはないし、あなたの名刺は返すので私の名刺も返してよ。もったいないから。』とは言えませんでしたが、これがその時思った本心です。“社交辞令” として名刺交換をするような交流会でした。
また、別の異業種交流会に参加した時には「名刺交換ゲーム」と題して、名刺を1番多く集めた方が勝ちという意味のわからないゲームをさせられたことがありました。“名刺を交換することが目的” となっていて、ご縁があって繋がることなんて一切考えていないゲームでした。
この2つの異業種交流会で交換した名刺ですが、私の手元には1枚も残っていません。なぜなら、その名刺を交換した方を誰一人覚えていないからです。その後、仕事につながった人は0人。友達になった人も0人。悲しいかな、きっと私の名刺も処分されていることでしょう。
人脈は作るもの?!
これらの経験から、異業種交流会は人脈を作りに来ている人が集まった会なのだということがわかりました。私は、人脈を作りに行った訳ではなかったので、今後二度とこういう会には参加しないでしょう。
しかし、異業種の方と交流することは、自分のビジネスの業界とは違う考え方などが知れるので、とても素晴らしいことだと思っています。現に、私にも異業種の友人・知人がたくさんいます。その友人・知人からさらに繋がり、人脈はどんどん広がっています。
わざわざ自分の貴重な時間を割いて交流会に参加しなくても、交流なんてどこでもできます。交流会に参加しないと交流できない、人脈が作れないと思っている時点で、あなたのビジネスはうまくいかないと断言できます。現に、うまくいっていないでしょう。だから、人脈作りのために異業種交流会に参加する。さらにうまくいかない。。。悪循環。(苦笑)
人脈は繋がり広がるもの!!
私の仕事は、信用と信頼とで成り立っています。だから、ほとんどのクライアントさんはどなたかの紹介で来られています。クライアントさんがしっかり結果を出せていると、そのクライアントさんを見た方が新たなクライアントさんとして紹介で来られるのです。これは、信用と信頼がなければ成り立たちません。そうなんです、こうやって繋がっていくものです。
そう考えると、人脈とは作らなくても、繋がっていき広がっていくものなのです。
人脈を作りに異業種交流会に参加する時間があるなら、ご自身の事業計画を見直す時間にされた方が、間違いなく有意義な時間が過ごせます。
私が異業種交流会に行かない理由は、有限な時間を有意義に使いたいからです。